太宰治&ドラゴン柄のラルフ・ローレン・ジーンズ
2009年 08月 14日
さくらんぼ。この季節になると、さくらんぼを毎日食べるのが私の楽しみ。このつやつやしたサクランボを見てください。
サクランボを見ると、太宰治の“桜桃”を思い出します。わたしは、高校・大学生の頃、太宰治にほれ込んで、彼の作品はほとんど全部読みました。一番好きなのが”斜陽“。
没落していく人々を描いた太宰治の代表作です。没落していく上流階級の人々を指す「斜陽族」という意味の言葉を生みだしました。映画とかドラマ化されているので、内容に関してはご存知の方が多いと思います。戦争が終わった昭和20年。没落貴族となった母と娘(かず子)、弟、そして、かず子の恋の相手となる小説家との係わり合いでドラマは進んでいきます。
私が好きなのは、エンディング。「(不倫の子を生んだ)シングルマザー」として、動乱やまぬ戦後社会に腹の中の子と強く生きていく決意をしたことを、小説家宛に手紙をしたためるところ。
「私のこの胸の炎はあなたが点火したのですから、あなたが消して行って下さい。私一人の力では、とても消す事が出来ないのです。」 という、かず子のセリフも好き。
ほかには短編ですが、トカトントン。<=これをクリックしてもらうと、作品が読めます。(ヴィヨンの妻に入ってますよ)価値観とか社会における規範を失ってしまった時代を象徴するような作品。この作品は、太宰の短編集のなかで、最高の出来だと、私は思っています。
太宰は、若い頃に惹かれて読んだって言う人が多いですよね。わたしも、その中の一人です。
太宰治の小説を読み返すと、あの頃の”蒼かった“気持ちを思い出したりします。サクランボの酸っぱい味に重なるんです。
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会社のお友達が、サイケなジーンズをはいていました。オフィスで働いているとわたしのキューブに現れました。“これ見て”と、なにやらポーズをとっている。
これね、ラルフ・ローレンなんですよ。ラルフのロゴが、ゴールデンのラベルでついているのも確認。
こういうの、ラルフも作るんですね。ドラゴンなので、かなりチャイニーズ向けするかも(彼女はチャイニーズです)。ちょっと派手というか不思議なジーンズのパターンでした。どういってほめたものかわからなかったので(わたしは正直)、”縁起がよさそうなジーンズだね“と言っておきました。
チャイナタウンで、チャイナカラーのブラウスを買ったことがあります。でも、そのときはいいな(衝動買い)、と思って買ったのですが、後々で見直してみると、結構、いつ着るんだよ、っていう代物。真っ赤なブラウスなので、チャイニーズ・ニューイヤーのときにしか着れないと思います。
チャイニーズ・ニューイヤーは毎年変わるんですが、たいていは2月中ごろにあります。チャイニーズの人たちは、ニューイヤーのときに赤いものを身に着けます。とにかく、赤、赤、赤。下着まで赤を身につけるそうな。
また、チャイニーズ・ニューイヤーのときにブログを書いてみます。バンクーバーは、チャイニーズの人口が多いので、いろいろとチャイニーズ文化に触れることが多いんですよ。
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